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2017年10月18日 更新

10月10日放送の「セブンルール」という番組にある女医さんが出演されていました。

ちょうど「コードブルー」というドクターヘリの医療系ドラマをやっていて注目されていることもあってか、彼女はドクターヘリに乗る救急医でした。

ヤフーの動画でも「宮崎の美人ドクターヘリ救急医に賞賛」というタイトルで出ていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。今は、期限切れで観ることはできなくなっています。

よくタイトルに“美人”と書いてあっても、それ程でもないこともありますが(笑)、ホントにチャーミングだと思います。年齢は現在31歳だそうですが、逆にドクターヘリの救急医は、若くなくてはとても務まらないと思います。

この番組を観ていて、感じたことがあります。番組後半に言っていたことですが、自分のレベルをもっとあげたくて、宮崎を離れ、関東の病院に研修に行く予定なのだそうです。きっと宮崎の大学病院にいてもそれなりのことはできるようになります。

一見ほんわかした雰囲気ですが、現状に満足することなく、高みを目指すなんて凄いじゃないですか。そういうところは素敵だと思います。

あと、医師になったきっかけなのですが、医者の“誤診”だったそうです。高校生の頃、バスケットボールをしていて転んで足を痛めたとき、ねん挫と診断されたそうです。痛みがなかなか取れず、1年もその医者に通っていて、しまいには「心因性じゃないか」と疑われる始末。

不信感も湧いて、その医者が言ったのか、本人が希望したのか、大学病院に紹介してもらい受診したところ、先天性の病気が原因だったとのこと。

それが医師になろうというきっかけになったそうです。2浪の末、医学部に入るのですが、凄いですよね。

当院には、他の医者が“誤診”した結果、改善しなかった患者さんが大勢通院されています。要はダメ医者の被害者と言えますが、彼女もそうだったのです。

医学部に入れば、何とか医者にはなれます。そのままでは、きっとありきたりの医者になるはずですが、彼女には患者さんを裏切らない医者になりたいという信念があるため、浪人生活も頑張れたし、医師になっても更に高みを目指そうとしているんだと思います。

世の中、ダメ医者の被害者は大勢います。その中で「医者になろう」と考える人はそんなに多くはないでしょうが、患者さんの医師に頼るしかないもどかしさを知っている分、いい医者になれるのだろうと思っています。

そんな人が1人でも多く医師の道を選んでくれたらいいなと感じました。