小児科 すこやかアレルギークリニック

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タイムスリップ
2017年10月23日 更新

台風が日本列島に大雨を降らせています。

地元の河川が警戒水位を超えて、避難を促すJアラートが明け方から鳴り続け、睡眠不足です。台風の影響が最小限であるよう願うばかりです。

昨日から雨が降っていましたが、そんな中を学会に参加してきました。土曜は、半日の診療があり、昼からインフルエンザの予防接種をやっています。ですから、休みなしですね(汗)。

昨日行ったのは、感染症関係の学会だったのですが、アレルギーの学会にはよく行っているので、参加しているメンバーはかなり顔ぶれは異なっています。

そこで、何と大学時代に同級生と久々会うことができました。彼は千葉県内で2年前に開業しています。感染症が専門なので、この学会にはよく参加しているようです。

一緒にお茶しましたが、会うのは20年以上振りでした。お互いやや老けましたが(笑)、話す感じなどは全く同じ!。20数年前にタイムスリップしたかのようでした。

やっぱり同級生はいいですね。20年以上離れていても、6年間の医学部生活の苦楽を共にしていたので、昨日のことのように思い出されます。

彼に会えたらという思いもありましたが、もちろん学会で勉強もしてきましたよ。

一番勉強になったのは、インフルエンザの話でした。インフルエンザの日本の第一人者の先生の話を伺ってきたのですが、ワクチンの有効率の話がためになりました。

インフルエンザのワクチンは、接種してもかかってしまうこともありますよね?。もし効果が100%なら、接種者はかからないはずですが、そうではないことは医師も患者さんも経験上知っています。

大人の有効率は子どもよりも高いと思っていたのですが、昨日のお話では子どもも大人も同等で、5割程度なんだそうです。小児科の場合、赤ちゃんから15歳までが対象なので、年齢によって有効率が異なりそうですよね?。赤ちゃんで低く、10代で高いなんて予想できます。

講師の先生も驚いたとおっしゃっていたのですが、何と1~2歳の有効率が最も高く、6割を超えているのだそうです。これには私もビックリです。

当院はぜんそく患者さんが多いので、インフルエンザはぜんそく発作を誘発しやすい感染症です。これからの季節はインフルエンザが確実に流行ってくるので、最新の有効率も踏まえた上で、インフルエンザに備えていただきたいと思っています。

アレルギー以外の学会もなるべく参加して、最新情報を入手していないとダメだと思いました。