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2017年11月08日 更新

11月は日本小児アレルギー学会があります。

18日は学会参加のため、休診となりますので、ご理解をお願いしたいと思います。この小児アレルギー学会、私が一番こだわっている学会と言えましょう。

福岡の専門病院で研修を終え、新潟に帰ってきて、毎年発表しています。今回もエントリーしており、16年連続となっています。

最初の方は、立場は勤務医でしたが、開業してからも今回で11回目の発表となっています。多分、開業医では、全国でもいないのではないでしょうか?。学会に参加するのみならず、演題を出して発表するのはかなりのエネルギーが必要だと思います。

「忙しくて学会も行けない」なんて言う開業医もいるようですが、よくもそんなあからさまなウソをつけるものだと思います。患者さんも、そんな見え透いたウソにダマされてはいけません。

開業医こそ、アレルギー学会に参加しなければならないのです。何故なら、開業医の9割はアレルギーをナメており、いい加減な診療をしているようです。

10年前からこの場で、ぜんそくを“風邪”、アトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”と誤診する医者がいると書き続けています。10年経っても、同レベルの医者って結構います。

以前、開業医は“裸の王様”だと書きました。開業医は雇用する側、看護師などスタッフは雇用される側。文句でも言えば、解雇されます。患者さんも、病気となると医師の言うことを100%信じてしまうことも多く、誰も何も言えない状態になりがちです。

どんなに誤診しても、医者が「右」と言えば、みな「右」を向いてしまいがちです。思い通りになってしまうのです。

県内には「アレルギー科」を標榜している開業医は大勢いますが、ほとんど学会会場で見掛けたことはありません。いかに多くの開業医がアレルギーという分野に関心を持っていないかという事実を表していると思います。

そりゃ、10年経っても、診療内容がほとんど変わらないはずです。こんなことを許していいのでしょうか?。こんな「アレルギー科」は、ほとんど詐欺だということを知らなければなりません。

私は、そんな患者さんへ失礼なことはできないので、反面教師で頑張っているつもりです。そして10年も経てば、周囲の患者さんも、どの医師がまもとな医療をやっているか理解する人も増えてきます。

200名もの診療をして、学会活動もこなすのは、かなりの労力だと思いますが、新潟県の患者さんのために頑張らないといけないと思っています。