先日、こんなことがありました。
某小児科にかかりつけのお子さんが当院を新規で受診されました。
卵アレルギーがあるとかで、インフルエンザの予防接種ができるできないなんてやっているうちに、その医院のインフルエンザのワクチンがなくなってしまい、「何とかならないか」と当院へ救いを求めての受診でした。
私の判断はこうです。アレルギーがあってもインフルエンザの予防接種は可能。当院にはワクチンは残っています。そもそも、接種を希望するかかりつけの患者さんに対し、中途半端な対応をして、「ワクチンがなくなったから、打てない」というのはいかがなものでしょうか?。
この場でよく触れているように、食物アレルギーの大もとは「経皮感作」と考えられてます。これを証明する報告で溢れています。
でっ、この患者さんはどうだったのか?。赤ちゃんの時にアトピー性皮膚炎があったようです。この小児科だったか、市内の皮膚科だったか忘れましたが、“乳児湿疹”と言われて、効かないような治療が行われていました。
毎日のように、こんな低レベルな医療とも言えないようなことをされて、苦しみ、悩みながら当院を受診される患者さんがいらっしゃいます。そこには、無責任で専門医に紹介もせず、自分の利益を優先する“ダメ医者”の裏の顔が隠れています。
今後、この患者さんは当院でアトピーや食物アレルギーの治療をしていくことになると思います。インフルエンザのワクチン切れという話から、いい加減さが出てくる、出てくる。こんなレベルの低いことをやっていて患者さんに申し訳ないとは思わないんでしょうか?。思わないんでしょうね~。
私の仕事は、地元にまともな医療を広めていくことですが、10年努力してこれですからね。医療の闇は結構深いものがあります。