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赤城クローネンベルク
2017年11月24日 更新

今月に入った頃のことだったと思います。群馬県内にあるドイツ村が今月限りで閉園するというニュースが流れました。

日本に居ながらにしてドイツの雰囲気を味わうことができるという意味で、以前から行きたいと考えていました。それが残念ながら閉園となります。なおさら、今月中にと子ども達を連れていこうと思っていたのですが、先週末までは学会の準備等もあり、今週末も予定があるため、行くことは難しいと思っていました。

23日の勤労感謝の日をすっかり忘れており、新潟の天気は悪いものの、群馬は晴れそうです。ということで、思い切って出掛けてきました。

子ども達にやらせたかったのが、ソーセージやバター作りのイベントでした。ソーセージは予約が一杯でダメでしたが、バターとアイスクリーム作りを立て続けに体験してきました。

子どもを対象にしている感じで、材料は既に準備してあり、結構簡単に作ることができました。バターは生クリームを容器に入れ、それを人力で上下に振り続けるのですが、これが結構面白い。最後に塩を少々入れ、パンにつけて食べました。

続いて、アイスクリーム作り。生クリームと牛乳、グラニュー糖を混ぜ、氷水で冷やしながら、ひたすら撹拌します。するといつの間にか、アイスクリームのできあがり。

これらの体験は、ドイツ村でなければできない訳ではないのでしょうが、子ども達はいい体験ができたようです。

アイスクリームを作っている時に、お子さん連れのお母さんが赤ちゃんを抱えていました。最近、赤ちゃんをみると、頬に湿疹があるかどうかつい目がいってしまいます。いつも言っているように、「経皮感作」で食物アレルギーが作られますから。

この前、インフルエンザのワクチンがかかりつけ医で受けられないとのことで、当院に接種に来られた患者さんもアトピー性皮膚炎が見逃されている状況でした。そのアイスクリーム作り体験の場にいた赤ちゃんも、頬がガサガサしており、アトピーがありそうでした。

学会に行けば、「経皮感作」、「経皮感作」と繰り返されていますが、世の中の多くの赤ちゃんは、学会に参加する真面目な医師にかかっていないため、適切な医療を受けることができず、食物アレルギーまで発症してしまうという異常事態となっているように思います。

群馬のドイツ村とはおさらばになりますが、多くのダメ医者が行う「ダメ医療」とは、患者さんがおさらばできる日が来るのでしょうか?。