いつの間にか師走になっています。今年ももうじき、終わるんですね。
雪国では、やるべきことがあります。それは「タイヤ交換」です。これから路面に雪が積もるため、夏タイヤでは運転ができなくなります。ですから、スタッドレスタイヤという冬タイヤを装着しないといけません。
自宅には、ガソリンスタンドにあるような大きなジャッキと、タイヤのボルトを外す機械があるので、自分で交換しました。午後から出掛けたかったので、朝早めに起きて、せっせと交換しています。
家族用のクルマに冬タイヤを装着した際、空気が抜けていることに気づきました。パンクかと言えば、何か月かタイヤを積んでいたため、重みで空気が抜けてしまうこともあるようです。タイヤにコンプレッサーで空気を入れることもできるので、指定の空気圧にそろえて、完成です。
天気もよかったので、しばらくして、子ども達の好きな映画でも観に行こうということになりました。市内ではやっていないので、他の街まで行かないといけません。高速道路を利用することにしました。
高速道路を走っていると、ガタんと衝撃があり、振動がクルマを襲いました。バーストです。タイヤの空気がゆっくり抜けるのがバンク、一気に爆発したようにタイヤが破壊されてしまうのがバーストです。
何はともあれ、家族を守らないといけません。路肩にクルマを停め、高速道路の脇にところどころ設置された電話ポストまで歩いていきました。
ご存知の方も多いでしょうが、いくら路肩に停めたとは言え、車内で待つのは危険です。追突事故をもらったら、車内の人がケガをします。ガードレールの外で助けを待つのが鉄則です。
幸い、天気はいいものの、風邪が強く、冷たく、子ども達をJAFが来るまで待たせるのに抵抗がありました。仕方ないと思っていると、パトカーと道路公団のクルマが止まってくれて、便宜をはかってくださいました。
道路公団の方は、この先に事故車両があることを旗を振って注意喚起してくださいました。パトカーの方は子ども達を寒い中、待たせるのは可哀想と、少し崎のスマートインターの施設内で待つよう、取りはからってくださいました。
タイヤが大破しているため、JAFが来るまで50分待つよう言われ、私は待つしかありませんでした。でも予\\想よりも早く来てもらうことができましたし、動かせない車を積載車に載せ、先のパーキングエリアまで移動させ、そこでスペアタイヤに交換していただきました。
その作業の丁寧なこと。昨日は私の不注意で、道路公団、警察、JAFの方々にとんだ迷惑をお掛けしてしまいました。でも、それらの人、皆が嫌な顔ひとつせずに、「仕事ですから」とおっしゃり、淡々と業務を遂行する姿勢に少々驚きました。
当院は、子どものアレルギーにこだわった小児科です。この時期ですから、ぜんそくが見逃され、籍が長引いているにもかかわらず、“風邪”と言われたり、立派なアトピー性皮膚炎なのに“乳児湿疹”と誤診され、効かないような治療を繰り返す皮膚科、小児科が多く、うちがなければこの地のアレルギー医療は成り立たないと思う程です。
食物アレルギーは稀に紹介がありますが、咳と皮膚では紹介があった記憶がなく、延々と同じ薬が処方されているだけで、これはもう確信犯の医者のやることです。つまり、利益を最優先している証拠ということです。
地元の警察や道路公団は、昨日のような状況で100点満点の対応をしてくださるのに、病気になったら頼りにせざるを得ない医者が、これですからね。
こんないい加減な業界は、そうそうにないと断言できます。こういう事実を患者さん達は知った上で、医療機関にかからないと、搾取されるだけだということを覚えておいていただきたいのです。