今朝の4時過ぎにNHKで食物アレルギーの話題が取り上げられていました。
ご覧になった方は少ないでしょう。なぜこの時間?と思わずにいられない時間帯でしたから。さすがに私も録画しました(汗)。
「食物アレルギー治療のいま」と題され、日本の第一人者が解説していました。
食物アレルギーの治療は、少しずつ食べさせて治療していく方法があり、「経口免疫療法」と言われます。先月明らかになりましたが、神奈川の専門病院で重篤な後遺症を残した事例は、経口免疫療法中に起きました。
学会が実態調査をしたところ、アレルゲンを誤って食べて強い症状を起こした事例もありましたが、食物負荷試験やこの免疫療法といった検査や治療中に、自らで呼吸ができない程の重篤なアレルギー症状を起こしたケースがあることが明らかになった。より安全性を高める必要があるというようなお話でした。
食物アレルギーの診断は、食物負荷試験が必要で、その結果として、食べられる範囲を決め、その範囲内で食べていくことが大切である。「経口免疫療法」と「食事指導」があり、ちゃんと管理できる医師が進めていくべきであるともお話しされていました。
私からすればそんなに新しい話はなかったのですが、より安全性を重視した方向にシフトしていくのでしょうね。
私の印象では、専門病院よりも開業医の方が、重い症状を起こさせる訳にもいかず、より丁寧に対応している医師が少なくないと思われ、当院はこれまでの丁寧な食べさせ方を継続していけばいいのだろうと感じました。