明けましておめでとうございます。
昨日の紅白歌合戦、例年とはだいぶ違いましたね。「攻めているね、日産」というCMがありますが、紅白の方がよっぽど攻めていると感じました。
それにしても、ウッチャンの司会がだいぶ印象を変えていたと思います。私の母でさえも見たいと言った安室さんの歌唱もよかったように思います。果たして視聴率やいかに?。
ひるがえって、今の私に2018年は何ができるのか?。
医師の仕事は、真面目にやれば、社会に貢献できることだと思っています。大きくは2種類あるでしょうか?。IPS細胞の山中教授のように、医学の進歩に大きく関わる研究をし、それが日の目を見れば、一度に多くの患者さんを救うことができると思います。
もう1つは、ひとりひとりの患者さんの健康を守ること。前者に比べるとスケールは小さい(?)ですが、そもそも患者さんは健康を害し、それを何とかしたくて医師の元を訪れる訳です。それに対し、正しく診断し、適切に治療することは当然のことです。私にできることは、こっちの方ですね。
何度も何度も触れているように、小児ぜんそくを“風邪”と言っている小児科医は極めて多く、私の印象だと9割くらいでしょうか?。またアトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”と診断している皮膚科医、小児科医は95%以上でしょうか?。
アトピー性皮膚炎の日本における定義が、赤ちゃんにおいては2か月の経過観察が必要とされ、その辺がポイントなのですが、私の関心のある「経皮感作」においては逆に邪魔になっているようです。その辺を突き詰めたいと思っています。
あとは、多くの医師が「正しく診断し、適切に治療する」という当たり前のことを実践しようとしていない現実を、ひとりでも多くの患者さんに知っていただくことも、今年もやっていかなければいけないと思っています。
引き続き、今年も当院をよろしくお願いいたします。