小さな子どもは好奇心のカタマリ。
12月に親御さんが指輪がなくなった、飲み込んでしまったかもしれないと夕方慌てて、当院を受診されました。
低年齢のお子さんでしたが、「食べちゃった」というようなことを言っているようです。
これまでも誤飲のケースはありました。「いろいろ探したらありました」と誤飲していなかったケースもありました。プラスチック製のものだとお腹のレントゲン写真を撮っても写らないので、危険なものでなければ様子をみていただいたこともありました。
今回は指輪で、高いところに置いていたそうですが、よじ上って取ろうと思えば、取れたようです。大人の指輪って、意外と大きいですよね。あんなものを小さい子が飲み込めてしまうのか?という疑問も残ります。
お腹のレントゲン写真を撮らせていただくことにしました。写っていなければ、誤飲してはいないということが証明できます。と思って、撮った写真がこれ(画像)。
胃の中にしっかり写っています。これがボタン電池なら、内視鏡的に取り除く必要がありますが、指輪なら緊急性がないと判断しました。つまり、自然に肛門から出るのを待つということになります。
後日、電話で確認しましたが、2日後に出たとのこと。やれやれです。
冒頭にも言いましたが、子どもは好奇心のカタマリ。大人が想像もしないようなことをやることもあります。お気をつけいただきたいと思っています。
