小児科 すこやかアレルギークリニック

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興味ある話
2018年02月13日 更新

昨日は、振替休日でした。

昨日も触れたように、連休なのに学会の準備に余念がありませんでした。お陰さまでそれなりに進んだので、エネルギーの余っている子ども達をどこかに連れていこうと思いました。

北陸はひどい雪ですので、屋内で楽しめるとなると、「ラウンドワン」でしょうか?。新潟市のラウンドワンに向かおうと高速に乗ろうと思いましたが、一部の区間が事故による通行止めの表示がありました。

であればと、長野市のラウンドワンに行き先変更しました。今年は里雪なのか、雪が多いはずの妙高高原の方は雪が降っておらず、長野県に入ると雲の切れ間から日が射しています。それなりに楽しんで帰ってきました。

頭の中の多くが、週末の全国学会での発表のことが占めています(汗)。でも、ちょっとは興味深い話ができそうかなと思っています。

この場でよく「経皮感作」の話をしています。“湿疹”から食べ物が入り込み、食物アレルギーを引き起こすというものです。その湿疹とは、アトピー性皮膚炎が多いとされています。

アトピー性皮膚炎の診断基準に、「痒み」と「2か月以上治らないという経過」が必要とされます。

痒みを確認できていないケースや、2か月以上経過を確認する前に経皮感作を受けているケースもあります。

アトピー性皮膚炎の診断もできないような医者は論外として、真面目な専門医ほどアトピー性皮膚炎の診断基準を満たすかどうかを気にすると思うのですが、基準を満たすのを待っていたら、食物アレルギーがより進行してしまうかもしれないのです。

アトピー性皮膚炎の気があるかどうかを早期に判断するのは、私は「TARC」が有効であろうと考えています。そういう話をすべく、データをまとめ、学会の準備をしています。

もう少し詰めて、より発表の完成度を上げたいと思っています。