さすがに雪国育ちの私も参りました。大雪と母の根性にです。
昨日は雪が朝から晩まで降り積もり、うちの近所の道は通常はクルマがすれ違えるのに、除雪が間に合わず、一車線しかなく、しかも路面、雪の壁、降りしきる雪と下も横も上も真っ白な状態で、クルマでの移動に恐怖を感じる程でした。
さすがに「今日の仕事はヒマなんだろうな」と思っていました。実際に診療を始めてみると、そうでもありません。負荷試験は5人いて、診療もインフルエンザからの登校、登園許可書を求める人でいつも通りでした。
負荷試験は、最初に診察をして状態を確認した上で開始するのですが、津南町や新潟市から来られている患者さんも。私が医院までの短い距離でさえ「少し怖い」と感じたのに、遠路遥々時間通りに来てくださり、参りましたとひれ伏すしかない思いました。
うち1人は、卵焼きでの負荷試験でした。受診当初は卵白はクラス5でしたが、当院の得意のパターンで、卵クッキー、カステラと進めて、今回は卵焼きに挑戦という状況でした。
負荷試験を進めていって、途中少量嘔吐がありました。咳とじんましんも出てきて、残念ながらここで中止となりました。
食べているせいか、皮膚の治療もしっかり行っているせいか、細かい数字は忘れましたが、卵白はクラス5から低下しており、しかも卵焼きを途中まで食べられたのです。もうゴールは目前に迫っていると考えています。
大雪の中、頑張って運転してこられて、結果は残念でしたが、次につながる負荷試験だったと思います。カステラを食べ続けてもらい、半年後くらいに卵焼きに再挑戦したいと思っています。
1日中雪が降りしきり、外出は大変な一日でしたが、診療はいつも通りの混雑ぶりでした。
それにしても、「母(父も)は強い」、そう感じた一日でした。