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“目が覚める”
2018年02月24日 更新

真面目に毎日診療しています。

こういう書き出しをすることが時々あります。「医師は全員真面目に診療しているはずでは?」と思われると思います。

残念ながら、多くの患者さんが思う程、医師は真面目に診療していないと思います。当院は不真面目な小児科医、皮膚科医の“尻拭い”を毎日やらされているんです。

昨日も上越市内のAという小児科、Bという小児科、糸魚川のCという小児科、柏崎のDという皮膚科から患者さんが逃げてこられています。

結局、医療は診察室内でやり取りが行われ、それに不満を感じた患者さんが医療機関を代えるということだと思います。親御さんは症状が改善しないことに耐えられない訳ですが、逃げられる医者の共通点は、症状が改善しなくても同じ薬を出し続けています。

なぜそんなことをやり続けるのか?。私からすれば、「治そうとする気がない」、「面倒くさい」ということなのだろうと思っています。

いつも言っているように、日本の保険診療は誤診したり、同じ薬を出し続けようが医師が儲かる仕組みができあがっていますし、同じ薬を処方するだけなら1、2分で済んでしまいます。外来でよく言いますが、診療で10分程かけた患者さんに「この間に5人診れば、5倍儲かるんですよ」と。

症状が改善しなくても同じ薬を出し続けるような医者は、かかりつけ医として信用できるのか?と親御さんに問うと、やっと気付いてくださります。

先日、ある小児科にかかっている患者さんが当院に逃げてこられました。まあ、いい加減な診療を繰り返しているので、開院以来数百人の患者さんが逃げてこられています。いや千人を超えているかもしれません。

ぜんそくがあるのを見逃し、風邪薬が毎回出されていました。いつものパターンですし、10年経っても同じことを繰り返しています。10年経っても診療内容の向上のない小児科医をどう思われますか?。

親御さんがおっしゃるには、かかりつけ医は「人柄を重視していた」とのこと。そりゃ診察室で良さそげに見えたかもしれませんが、症状が改善していないのに同じ薬を出し続け、1分診療でおしまいという小児科医は「人柄」が優れているでしょうか?。

全国津々浦々、人柄はよさそうで、実は患者さんに誠実に接しておらず、いい加減なことを繰り返している医者って大勢います。

症状が改善しないとき程、親身になって考え、改善させる努力をする医師が、かかりつけ医として適していると思います。多くの親御さんは異論がないはずです。

「人柄を重視していた」という親御さんも、目が覚めてくださったようです。