アレルギーが、多くの医師達からなめられた対応をされていると感じています。
正しく診断されず、適切に治療もされず、にもかかわらず、専門医に紹介すらされず。様子をみてもすぐには治らないため、何度も通院する羽目になり、医者は儲かる一方、患者さんは疲弊してしまいます。
そういった患者さんを、できれば正しく導けるようにと、毎日のようにこの場でアレルギーの現状や新しい情報を書いているつもりです。開院以来、10年以上経っても書き続けられているのは、そういった理由からです。我ながら、すごいかもしれないと思っています。
この春、ちょっとした動きがありました。
“風邪に抗生物質は効かない”という話を耳にします。風邪のほとんどはウィルスが原因であり、抗生物質は細菌に有効なので、ほとんどのケースで効かないのです。
しかし、他院から逃げてこられた患者さんのお薬手帳をみると、メイアクトとか出されていたりします。特定の医師ですが、高率に。
抗生物質を乱用することで、耐性菌が増えてしまいます。実際、抗生物質の効かない菌が増えているという話も聞きます。抗生物質が必要な時にのみ使うという適正使用が叫ばれてきました。しかし、減ってこないため、国が動いたのです。
それは、何とも情けない話です。乳幼児に抗生物質を処方せずに、適切な説明をすれば、医師にお金が支払われるというものです。以下は、それに関連した記事です。
http://macrobiotic-daisuki.jp/kouseibussitsu-103679.html
結局、多くの医師はお金をちらつかせなければ、適切なこともできないという習性をご理解いただけるのではないでしょうか?。しかも、医師への報酬に我々の血税も使われることになります。ホントに有り得ない話です。
他院から逃げてこられる患者さんの場合、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が正しく診断されておらず、症状がちっとも改善されていないにもかかわらず、同じ薬が処方され続けています。治って欲しくないと言わんばかりです。
患者さんは、そんな不誠実なことをされていても、近所の便利な医者なので、嫌われたくないのでしょう。いつか治るとせっせと通っています。そういう患者さんには目を覚まして欲しいので、こんなことを言うようにしています。
「お母さんが医師の立場だとして、他のお母さんが必死に通っているのに、同じ薬を処方できますか?」と聞いています。全員が「そんなことできません」と答えてくれます。
医師は何をやっても儲かるシステムになっています。“誤診”して効かない薬を処方しても、とにかく報酬がもらえます。敢えて言えば、患者さんの症状改善よりも、お金を取る医者が多いということです。
アレルギーについて、一つの解決策(!?)を考えました。
症状が改善していないのに同じ薬は処方しないようにすれば、自分の手に負えない時に専門医に紹介すれば、報酬がもらえるようなシステムを作るしかないと思うのです。
それにもお金がかかる訳ですが、効かない薬を出し続けられるよりは、まともなお金の使われ方だと思うのです。
ネットで調べてみると、開業医の平均年収は2500万ほどなのだそうです。まともな報酬もあるでしょうが、私利私欲にまみれた“診療”も含まれています。
女人禁制の件などで、相撲協会が批判されていますが、医師の世界も同等に腐っている部分はあるのです。それこそ、早くメスを入れて欲しいと思っています。