医者のおかしなところは、どんなに誤診しても、どんなにいい加減な対応をしても“成功報酬”が得られることです。
本当はぜんそくなのに、医者が“風邪”と診断して風邪薬を処方したとします。現在のチェックシステムでは、他の医師による査定の際に、“風邪”という病名がつき、風邪薬を処方されていると、“正しい医療がなされた”と判断されます。
何のこだわりもない小児科医は、往々にして「咳」=「風邪」としか頭に浮かばないようで、延々と風邪薬が処方されています。風邪でないから風邪薬が効かないと考えるのは、医者であるはずなのに、不誠実な態度に不信感をいだき、当院に鞍替えされる患者さんが後を絶ちません。
悔しいことに、その医師が誤診して、患者さんに迷惑をかけているのに、患者さんの通院がなくなると、「自分の処方でよくなったに違いない」と考えているのでしょう。本当は当院で診ているにも関わらず。
「そんなこと信じられない」、「私のかかりつけ医は違う」と思いたいのでしょうが、私の印象では、9割の小児科医がヤバいですね。
こんな毎日の繰り返しに、こんなにいい加減な医者が儲かるなんて有り得ないと憤ってしまいます(汗)。巷の医療に、こだわりや責任をほとんど感じたことがほとんどないくらいです。
そんなこんなで、当院には“被害者”的な患者さんを多く診ています。
ここ最近、とんでもないことになっています。咳の患者さんが大勢、当院に押し寄せているのです。
軽いぜんそくがあると診断しているお子さんが、ぜんそくの薬を飲んでいないのならまだしも、飲んでいるにもかかわらず、鼻風邪を引いたくらいで咳が大きく悪化してしまうのです。中にはゼーゼー言ったり、睡眠障害のお子さんもいます。
その数、一日に数十人です。一昨日の60人待ちの際には、咳の患者さんが優に50人以上来られたんじゃないかな。
一番の誘因は、寒暖の差だと思っています。昨日の夜なんて、結構寒かったですしね。鼻風邪を契機に悪化しているお子さんもおり、何かぜんそく発作を誘発しやすいウィルス感染もあるのかもしれません。
アレルギーの患者さんの全員当院を受診してくれれば、見逃すことなく治療したいと思っていますが、他院からすれば「そうはさせじ」と考えていることでしょう。
となると、「風邪」、「また風邪」、「季節の変わり目だから風邪を引いても仕方ないね」なんて会話が他の医療機関でなされていると思うと、気が気ではないのです。
もはや、医者任せでは、自分のお子さんを守れない状況です。痰絡みの強い咳を繰り返すが、主治医からはいつも風邪薬しか出ないということであれば、残念ながら“誤診”の可能性が高いでしょうね。
医者のやることに、疑問の目を向けることが、お子さんを守る第一歩になるのだろうと考えています。