多分、インフルエンザの流行がほぼなくなり、多くの小児科医が「やれやれ」と思っているのだろうと思います。
猫の手も借りたいような忙しさから、解放されてきたからです。うちは、息つくヒマもないくらいです(汗)。
時々、医療の問題点を指摘していますが、医者は診察して、どんなに誤診して、効かないような薬を処方しても、“成功報酬”が支払われることになっています。
症状が改善しないのは、患者の病気が悪いのであって、自分は悪くないとでも思っているのでしょう。そんな毎日を過ごしていれば、自分のやること成すこと全てが“正しい”と勘違いしていまいますよね?。
小児科医は、風邪や胃腸炎の急性疾患を多く診ているので、慢性疾患であるアレルギーを急性疾患と見誤ることが多いようです。そうしないように心掛けていますので、他院で良くならない患者さんが多く受診されるようになってしまいます。
だいぶお待たせすることになってしまい、申し訳なく思っています。かといって、待ち時間短縮のみを考えて診療すると、地元の患者さんを救うことができなくなってしまいます。
確かに、インフルエンザはかなり終息していますが、当院は患者さんが減ることもなく、かえって増えているくらいです。逆に、インフルエンザの流行期はメチャクチャ忙しく、それが終わるとヒマになってくれた方がメリハリがあるというか、体を休めることができます。
かえって羨ましいくらいですが、そうは言っても、今やっていることが私の仕事なので、地道にやっていくしかなさそうです。
どんなに待ち時間が長かろうと、どうすれば改善するか糸口を見つける努力はしています。それをやっている医院は待ち時間が長くなり、やっていない医院は待ち時間が短くなる。そういう傾向にあるのは間違いないと踏んでいます。
こういう医院の差も注意してみていただきたいと思っています。