当院は、11年前の9月7日に開院しました。
まもなく、11歳です。有り難いことだと思っております。
おかげさまで開院1年という夏のある日に、新潟県はアレルギー後進県なので、啓発イベントをやろうと考えました。その年は、私が勉強に行っていた福岡の病院の栄養士の先生に講演をお願いしました。
それ以降は、学会で活躍されているドクターに講演を依頼しています。特に4回目からの講師がスゴいことになっています。
第4回福岡病院柴田瑠美子先生、第5回相模原病院海老澤元宏先生、第6回同志社女子大伊藤節子先生、第7回藤田保健衛生大宇理須厚雄先生、第8回あいち小児保険医療総合センター伊藤浩明先生、第9回成育医療研究センター大矢幸弘先生と日本の食物アレルギーを支える第一人者の先生ばかりです。
それ以降は、「経皮感作」の重要性から初めて皮膚科の先生に講師をお願いしました。第10回神奈川こども医療センター馬場直子先生、そして今回の第11回目は島根大千貫祐子先生となっています。
小児科医の先生なら、学会で面識があったりして、お願いもしやすいし、「すこやか健康フェア」の趣旨を理解してくださり、引き受けて下さいます。ところが、皮膚科の先生ですと、私の参加する学会ではお目にかからないことも多く、面識がなかったりします。私は知っているけれどというパターンです。
馬場先生は、日本小児皮膚科学会で、いきなり声を掛け、講師のお願いをしています。意外にも、すんなりお引き受けいただきました。千貫先生に至っては、島根大の医局にいきなりメールを送り、お願いするという暴挙!?で引き受けていただきました。ちゃんと皮膚科の先生にも伝わるんですね(笑)。
そして、実は来年のすこやか健康フェアの講師もほぼ決まっています。発表はフェアの当日にと思っていますが、その道の大御所の素晴らしい先生です。
これはあまり自分で言ってはならないことかもしれませんが、田舎の一開業医が、軽自動車1台分の費用をかけて、すべて当院の持ち出しでアレルギー啓発イベントを過去10年連続で県内各地で行っています。「よく続いているな~」と思う一方で、それより何よりスゴいことは、超一流の講師陣でしょう。
こういった素晴らしい講師の先生が皆、快く引き受けて下さるので、止められないんでしょうね(笑)。