小児科 すこやかアレルギークリニック

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遠くて近い
2018年09月08日 更新

北海道で大きな地震がありました。

集中豪雨だったり、台風の直撃だったりと、日本列島は自然の猛威になす術がない状況です。一日でも早い復興を祈るばかりです。

今回の地震、震源地をみると、私の同級生のクリニックに近いことに気付きました。心配だったので、状況を聞くメールを送っていました。

昨日返事があり、クリニックの付近は停電が復旧しておらず、診療ができないとのことでした。寒暖の差も出てきて、ぜんそく発作も起こしやすくなっており、かかりつけの患者さんのためにも、早く診療が再開できるようにと思っています。

その同級生ですが、医学部の同級生で、同じ小児科医の道を選びました。救急医療に興味があるようで、海外留学したりというウワサは耳にしていました。いくら大学で6年間一緒でも、別の病院に就職し、別々の道を歩むし、忙しくて連絡を取り合うなんてこともできずに、疎遠になっていくことが多いようです。

彼と再会したのは、数年前の日本小児アレルギー学会の会場でした。10数年ぶりの再会だったのです。現状を聞くと、アレルギーに興味を持ち、自信を持って診療するには、アレルギー専門医の取得も考えているようでした。

それ以来、一年に3回は顔を合わせるようになりました。北海道から、全国各地で開催されるアレルギー関係の学会に真面目に参加しているのです。ちなみに、努力家なので、アレルギー専門医の資格も取得し、今では立派な専門医です。

今では、自身のクリニックでアレルギーにもこだわった診療をされています。私のようにアレルギー専門病院で研修を受けたりすると、専門医の資格は取りやすいのかなと思っているのですが、彼は診療しながら、勉強して資格を取りました。

開業すると、楽な道に流れる開業医が多い中、彼は立派だと思います。このパターンで専門医を取る医師はとても少なく、少なくとも新潟県では皆無だと思います。

学会で会えば、日頃の疑問を解消しようと質問攻めにあったりします(汗)。新潟と北海道、同じ分野に興味を持ち、年間何度も顔を合わせていると、まさに「遠くて近い」と言うのだと思います。

ちなみに、近隣の小児科医で、アレルギー科を標榜する医師はいますが、学会にすら参加していないので、開業して11年になりますが、顔はまったく合わせません。こういうのを「近くて遠い」と言うのでしょうね。

普段の診療の中で、疑問に思うことなんて沢山あるはずです。その疑問を解決していって、小児科医として成長できるのだと思っています。それができなくなったら、私は医師として終わっていると思っています。

これまでの経験で、特に疑問にも思わずに惰性で診療している医師って、結構多いですからね。他にも仲間はいますが、やはり他県になってしまいます。「遠くて近い」友人と刺激をし合いながら、前に進んでいきたいと考えています。