小児科 すこやかアレルギークリニック

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早期発見に挑む
2018年09月19日 更新

酷暑の夏から一転。秋になり、ぜんそくの患者さんが調子が悪いようです。

夏は患者さんがやや少なかったのが、連休明けということも手伝い、一気に2倍の患者さんが来られました。こちらは、てんてこ舞いで疲労困憊。来年の学会の準備も進みません(汗)。

この時期、「咳が出て、夜も眠れなくて」なんてお子さんは、ぜんそくが隠れている可能性が高いと思います。かかりつけ医から「風邪ですね」と診断されていてもです。

「咳」=みんな「風邪」と考えている医者もかなり多く、迷うことなく風邪薬が処方されています。痰が絡む咳をしていれば、ぜんそくを疑ってみた方がいいと思っています。

昨日、予防接種の時間帯のこと。生後2か月のワクチンデビューの赤ちゃんが、当院を初めて受診されました。

この状況では、私はちょっと緊張します。初対面だからという意味ではなく、生後2か月ですと、アトピー性皮膚炎が始まっていることがあり、「絶対に見逃さないぞ」と思うからです。

予防接種に際し、診察をする時に、普通、聴診とのどを診るでしょうが、私は顔を注目しています。この月齢では、顔から湿疹が出ることが多いから。

「おやっ」と思えば、頬を指で触っています。昨日は、その赤ちゃんの頬を指で触った際、皮膚がやや硬く、指先にかさつきを感じました。

予防接種を受けに来ただけなのに、アトピー性皮膚炎の話をされるとビックリされるかもしれませんが、可能性は伝えたいなと思いました。そうしたら、お母さんが「実は、私も子どもの頃にアトピーがあって」と話してくれました。

やはり母親なんだから、少し気にしていたようです。親御さんにアトピーがあると、結構遺伝しやすいと考えており、検査をお勧めしています。

この患者さんは、多分アトピーだろうと考えています。時々顔を母にこすりつけてくるそうです。これは「ママ、痒い。助けて」というメッセージだと考えていいと思っています。

当院は、アトピー性皮膚炎を早期に見つけ出し、治療に結びつけたいと考えています。

多分、多くの小児科医が、予防接種を受けに来たんだから、予防接種を無事に終えることだけに集中していると思います。

私はアトピー性皮膚炎を見つけるチャンスだと考えて、ワクチンデビューした2か月の赤ちゃんの皮膚に注目しています。実は、今回のように結構見つかるのです。

ただ、学会はアトピー性皮膚炎を早く見つけようとは考えていないし、見つける方法も提唱していません。さらさら食物アレルギーを予防する気はないように思えます。

この場でも何度か書いていますが、「TARC」というアトピー性皮膚炎の病気の勢いをみる項目を調べさせていただきました。学会は認めていませんが、アトピーの早期発見のカギになると考えています。

食物アレルギーは、この程度の月齢から対応していかないと予防できないと考えています。本来なら、学会が、我々開業医に手ほどきしてくれるはずなのですが、そんな気配もないため、自ら考え、悩みながら、早期発見に挑んでいます。