昨日も書きましたが、本日、土曜の診療が終わったら、速攻で講演に出掛けないといけません。
それにしても、ここにきてぜんそくの状態の悪いお子さんが増えています。
夏の暑いうちから、夜間にエアコンの冷気を吸って「咳が出ます」なんて受診する患者さんもチラホラいましたが、秋になったら、夏の気温が高かった分、寒暖の差は大きいのでしょうし、大型台風が入れ替わり接近し、とにかくぜんそくの調子を崩させているようです。
つい先日まで、1年半振りにぜんそくの治療薬をもらいに来た人が、一番久し振りだったのですが、一昨日は、午前中に3年半振りの患者さんが来られました。午後には、4年半振りの患者さんも調子が悪いと受診されています。
いかに調子の悪い人が多いかを親御さんに知ってもらうには、こういう話が手っ取り早いので、巷ではこんな患者さんもいるとお話ししています。
症状が安定していると、ぜんそく薬の内服をつい止めたくなってしまうのでしょうが、この時期は無理は禁物です。というか、それがぜんそく治療の鉄則です。
更に、昨日は言い方は変ですが、あっさり記録更新。ぜんそく症状で受診されたお子さんが、以前のカルテを紐解いてみると、5年8か月振りの受診でした。
ぜんそくが治ったかどうかの判断は、治療を止めて5年経ったかどうかで判断するのが一般的だと思います。
その基準からすると、5年以上経っていたはずで、ぜんそくを克服したという条件をクリアしていたことになるのですが、まさかの治っていなかったようです。
また発作を起こしやすくなるのか、それともたまたまぜんそくが顔を出しただけなのかは、今後の経過をみないと何とも言えません。
いずれにしても、当院で診ているぜんそく患者さんが調子を崩すことが多いようなので、お気をつけください。
私が危惧しているのは、普通の小児科で、ぜんそくがあるのに見逃されて、“風邪”とか“気管支炎”とかと言われ、“風邪薬”しか処方されていない人があまりにも多いことが心配です。
要は、効かない薬を出され、更に悪化し、点滴に通わされるケースもあるようです。こう見てみると、誤診して、症状をこじれさせて、更に点滴を繰り返せば、医者は売り上げが上がります。医者だけ儲かり、患者さんが疲弊するのは我慢ができません。
当院の力を入れている、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーのどれもが適切に治療されていることはほとんどないようです。
ちょうど来週に迫りましたが、「すこやか健康フェア」を新潟市で開催いたします。ほとんどずっと食物アレルギーについてやってきましたが、アトピー性皮膚炎やぜんそくについてもやっていかないとダメなのでしょうね。
日本の医療は、世界トップレベルなんて思っている人も多いのかもしれません。ところがどっこい、当院に逃げてこられる患者さんは、県内各地からいらっしゃいますが、目を覆いたくなるようなものが多いです。
新潟県のアレルギーレベル向上のために頑張ってきたつもりですが、何の爪痕も残せていないようです。


