小児科 すこやかアレルギークリニック

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9回目と10回目
2018年10月18日 更新

何度も書いていますが、今年は当院で得られた食物アレルギーのデータを多くの人に知ってもらうべく、10回発表する予定です。

昨日は9回目でした。ちなみに週末が10回目。講演などはいくも残っていますが、学会発表はもうじき終わります。といっても、来年2月と4月に、来年の1回と2回が始まります(汗)。

この場で何度も繰り返していますが、湿疹は多分生後1か月頃に出ることが多いようですが、生後3、4か月の頃には3割に卵の経皮感作が起こっています。こんなに早くから卵アレルギーが始まっていると知ることで、対処もできるものです。

多くの食物アレルギーに関心のある人々がこの事実を知らないでしょうから、是非とも知ってもらいたいと思って、学会発表を繰り返している訳です。

昨日の研究会で、日本の第一人者の先生が来られていたため、お話しする機会がありました。

ぜんそくもアトピー性皮膚炎もそうですが、食物アレルギーも完成してしまうと、非常に治りにくいと感じています。やはり専門施設は、いかにして重症者に食べさせ、治していくかという大きな課題に取り組んでおり、発症予防まで手がまわらないんだろうなと感じました。

そもそも、専門施設や大学病院には生後1、2か月や3、4か月の湿疹の患者さんは受診しませんからね。学会で発表を繰り返しても、手応えがないのは、誰も関心がないということだったのでしょう。

第一人者は、関心がない訳ではないのでしょうが、目の前の大勢の食べられない患者さんに食べさせようとしており、非専門医は、アトピー性皮膚炎の始まりの湿疹を“乳児湿疹”と信じて疑わない。

であれば、この発症予防の分野は、分かった開業医がデータを示していくしかないんだろうな思っています。

最初に述べたように、昨日が9番目の発表で、週末に10回目の発表が控えています。乳児期後半は7割が卵アレルギーに傾いているのですが、それを除去とはせずに、月齢の小さい子は卵黄から、1歳近くになっていれば卵クッキーから負荷試験を行っています。

結果を言ってしまいますが、一部の赤ちゃんは卵黄程度でも症状を起こしてしまいます。0歳のうちは、変な言い方、卵アレルギーが寝ぼけているため、先程の言い方では完成していないため、食べ慣れると治るチカラが強いと感じており、この大事な期間に除去一辺倒にすると、食物アレルギーが完成してしまうのだろうと考えています。

10回目の最後の発表は、日本の第一人者もあまり経験がないでしょうから、そういう私の手応えを思う存分、発表してこようと思っています。