小児科 すこやかアレルギークリニック

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除去は有効!?
2018年11月05日 更新

食物アレルギーは、これまで除去が主流でした。

卵、乳、小麦は3大アレルゲンとされています。ピーナッツやエビ、ソバにアレルギーがあり困っている人もいらっしゃいますが、それらに比べて、圧倒的に頻度が高いのです。

これまで、卵や乳、小麦アレルギーがあると、除去を指導する医師が多かった訳ですが、それでも成長につれて、小学校くらいには8割は治るとされてきました。食物アレルギーは、食べないとなかなか前には進めない印象を持っており、本当だろうかと思う私がいます。

卵、乳、小麦、いずれも我々が日常的に食べているものの中に、必ずと言っていい程入っていると思います。「完全除去」をしている親御さんは一部いらっしゃるでしょうが、本当に完全除去できている患者さんは少ないのではないでしょうか?。

もしかしたら、少しずつ食べることで治っていった患者さんもどれくらいの割合が分かりませんが、いらっしゃるのでないのかと考えています。超重症で、完全除去せざるを得ない患者さんは、食べさせる努力をしていますが、なかなか前には進めません。

この考え方が正しいのなら、完全除去とそうでない方法での間のどれだけ食べられるかの差を知りたいところですが、なかなか難しいでしょうね。

こういう考え方を持つこと自体、当院がとにかく少量から食べさせるということを続けてきたため、そういう発想に至ったということでしょう。 

ただ、当院なら少量食べさせていると、次の段階の負荷試験を行い、更に食べられることを確認していますが、普通は「ずっと除去しているから、どれくらい食べられるか、負荷試験をして評価しよう」となるのだろうと思います。

結果、食べられると、除去していて「自然に治った」、「除去は有効である」と考えられてしまうのだろうと思います。

果たして、真相やいかに!?。