先日、ある幼児に牛乳の負荷試験をやりました。
実は、1年ちょっと前に牛乳で負荷試験を行っています。その時は100mlほど飲んだところで発赤やじんましんが出ていました。
確かその100mlから差し引いた50mくらいは、家でも摂るようにと説明していました。それから1年以上経って再診されましたが、牛乳の摂取状況をお聞きしました。
家でもしょうっちゅう摂っていると、もっと摂れるようになっていることが期待できます。ところが、ほとんど摂っていないという返事が返ってきました。
牛乳アレルギーのお子さんは、成長とともに牛乳が苦手だとインプットされてしまうようで、誰もが「美味しくない」と言います。今回の患者さんも同様でした。
美味しくないから、摂りたくない。摂らないから、治る方向へもっていけないという悪循環に陥ってしまいます。
さて、この状況で私はどうしたでしょうか?。
再度の負荷試験を提案しました。現時点で、どれだけの牛乳が摂れるかどうかを再評価する必要があったのです。それを元に、どう摂っていくかを考えようと思いました。
ここでのポイントは、負荷試験は50mlとか100mlから始めてはいけないだろうということ。牛乳を甘くみてはいけません。
案の定というか、20mlのところで軽くじんましんが出てきました。何もなければ、じんましんは出ませんし、負荷試験を無理に続行しては、強い症状を起こして、より牛乳を嫌いになってしまいます。
多少早めに止めたという部分はありますが、大まかには100mlほど摂れたはずが、1年ちょっとの間に20ml程度まで、要は症状の出るボーダーラインが低下したということになります。
食物アレルギーは、このように摂らないと、“退化”してしまうこともあるように思います。加工品でも積極的に摂り、挽回をはからないといけないと思っています。
やっぱり食物アレルギー、特に牛乳アレルギーは難しいですね。


