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「食べさせ方改革」
2018年12月10日 更新

世間では、「働き方改革」が話題になっています。

日本人は働き過ぎなんて言われていますので、その在り方を変えていくことは大事なことだと思っています。

ただ、私は開業医として独立しているので、今やっていることが変わるということはないでしょうね。今年は10回学会発表しましたが、それはしようが、しまいが開業医の義務でも何でもないため、勝手に私がやっていることなので、今年1年、精神的にも肉体的にも負担になったことは確かですが、私の働き方とは関係ないでしょう。

いや、開業医は、あまりにも“自分の城”を守りたがるため、2、3年に1度の学会発表を課したりしたらいいのではないでしょうか?。開業医は、風邪とか胃腸炎など軽症しかこないので、学会発表なんんてできないと言うでしょうし、何より医師会が大反対するでしょうね。

それはいいとして、今週末の15日(土)は学会のため、休診になります。学会の資料をみると、食物アレルギーの分野は、大して進歩はなく、負荷試験をして、食べられる範囲で食べていきましょうという方針そのままです。

最近、0歳だろうが、2歳だろうが、アレルギー採血の結果が高くても、気づいた時点でとにかく完全除去にはしない、何かしら食べさせるという方針でやっています。

学会は、負荷試験をシロクロつける(食物アレルギーがあるかどうかを判断する)検査と位置づけていますが、症状を起こそうものなら、患者さん本人や親御さんに食べることの恐怖心を植えつけてしまいます。

そんなこともあり、負荷試験で症状を起こすことは「失敗」だと捉えています。“失敗”せずに、少量を自信を持って食べていくことが重要なのです。そうすると、少しずつ食べられるようになってきます。

私の経験上、若ければ若いほど、治りはよいと思います。除去する期間が長いと、食物アレルギーが固定化してしまうように思います。症状を出ないような少量を食べさせることって、とても重要なことだとしか思えないほどですが、そこを分かっていない医師が、専門医であろうと多いようです。

湿疹のある0歳児にアレルギー採血をして、卵や乳の除去を指示する医者がほとんどでしょうが、負荷試験を経たのち、食べられる量を食べさせるべきでしょう。ここが一番のポイントでしょう。

「働き方改革」は政府に任せておくとにして、「食べさせ方改革」は医師の間に広めていかなければならないと考えています。