「鈍脳」ってご存知ですか?。
私もいきなり言われれば、ピンとこないかもしれません。「インペアードパフォーマンス」のことを指します。
そのインぺなにがしってやつは、ウィキペディアによると、「抗ヒスタミン薬の副作用として、集中力や判断力、作業能率が低下すること」と書かれています。ここまでくると、「そういうことか」となるのだろうと思います。
なぜそんな話なのかというと、実は私自身が初めて経験したから(汗)。実は、鼻が出てて、ちょっと調子が悪かったので、鼻水どめを飲もうと思いました。今回飲んだ薬は、私の中では抗ヒスタミン薬の中でもピカイチと捉えている薬でした。
今回、飲んでみる機会を得ました。特に慢性的なじんましんなどでは、切れ味鋭く、私の中ではカリスマ性のある薬です。
正直、自分では薬はあまり飲まない人なので、自分で処方はするけれど、飲む立場はほとんどありませんでした。
飲んでみると、鼻が止まってきたように感じていました。そして昨日の診療です。何か体が重い。風邪薬のCMじゃありませんが、「ダル重〜〜」って感じでした。身体がダルくて、重くて、身体が言うことをききません。頭もちょっと霧がかかったような感じで、本調子じゃないなと思いました。
そこで、「はは〜ん」と気づきました。これが、いわゆるインペアードパフォーマンスなのだろと。
ようやく昼休みになり、ちょっと昼寝の時間を取れましたが、ちょっと楽なくらいでした。午後になっても「本来の自分じゃない」という状況が続きました。
何とか1日を乗り切りましたが、ある意味で、いい経験をさせてもらったように思います。
患者さんにはこの薬を処方する際に、体験談を話すことができます。皆が皆、副作用が出る訳ではないでしょう。個人差があることは百も承知です。人によっては、薬の副作用であるということに気づかないこともあるかもしれません。それこそ「風邪のせい」と思ってしまうかもしれません。
抗アレルギー薬は、他の医師よりも処方する機会が多いと思うので、今後はインペアードパフォーマンスについても注意を払っていきたいと思っています。


