小児科 すこやかアレルギークリニック

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典型的パターン
2018年12月24日 更新

先日、生後7ヶ月の赤ちゃんが当院を初診されました。

受診理由は、湿疹を何とかして欲しいというものでした。当院の0歳での受診の多くが、誤診されているアトピー性皮膚炎です。

いつも言っているように 、前医によって乳児湿疹と誤診されていました。まともに診断できる医者はいないのか?って感じです。

一見してアトピー性皮膚炎という湿疹だったので、もう呆れるほかありません。

この場合、次に考えることは食物アレルギーのことです。生後7ヶ月となると、当院のデータでは、7割に確率で卵アレルギーができあがっています。

アトピー性皮膚炎を見逃されると、卵アレルギーを見逃すことになります、その結果、自宅で卵を食べた時に、アレルギー症状でビックリすることもあります。小児の3大アレルゲンは卵、牛乳、小麦なのですが、圧倒的に卵が多いのです。つまり、陽性なのは卵単独って患者さんが多いということになります。

今回の患者さん、採血させていただきました。卵白とオボムコイドがクラス4で、他はキレイにクラス0でした。まさに典型的パターンでした。

7ヶ月ですので、離乳食で卵を使っていてもおかしくないのに、まだでしたので、知らずに卵を使っていたらと思うと、ゾッとします。

卵は除去すると思っていませんか?。その逆です。近々負荷試験を行う予定です!。