4か月前に新潟市から受診してくださった患者さんがいました。
卵白の抗体が陽性のため、卵を除去しており、前医では卵黄をクリニックの駐車場で食べさせると言われ、本当にこれでいいのだろうか?と疑問に感じての受診でした。
良い訳はありません。医師がいつでも対応できる状況でやるのが負荷試験です。いわゆる“何ちゃって”でしょうね。
医者の世界は、ほぼ何をやっても許される(患者さんをダマせる)状況なので、医者が自分の都合のいいように、経営面で有利なように事を運ぶようにしているのが、現状です。
数字だけ見て「食べるな」と言ったり、「自宅で食べさせてみろ」と言ったり、いろんな医者がいますよね?。潔く、「専門医に紹介します」と言ってくれればいいのに、自分の手元においておく限りは、自分のところに金が落ちます。そういうカラクリになっているのです!。
冒頭の患者さんが受診された訳ですが、当院では確か8月に卵クッキーで負荷試験を行っています。それから4か月が経ちました。
当院では、卵クッキーと同等の卵タンパクを含む加工品を食べてもらっており、先日、次の段階であるカステラの負荷試験を行いました。
無事に成功し、これで卵の加工品はほぼ食べられる状況になりました。親御さんもうれしそうでしたし、逆に言えば、いかに前の指導がいい加減であったかお分かりだと思います。医療内容が大きく異なるのに、支払う医療費は同じなんです。いかに医者が楽をして儲けようとしているかが、理解できると思います。
春には卵焼きに挑戦できるはずです。もう3、4か月後でしょうね。一見、新潟市から120キロもあり通えないと思う患者さんは多いですが、負荷試験は2回の通院のみです。
敢えて言いますが、食物アレルギーのことを不勉強でも、患者さんをダマして利益を上げようという医者のやることと、距離は離れているけれど、真っ当な専門的医療のどちらがいいかと言うことになりませんか?。
私は迷う余地もないと思いますが、いかがでしょう?。