小児科 すこやかアレルギークリニック

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2018年
2018年12月31日 更新

当院は、冬期の休診中です。

しかし、医師会の休日診療の仕事があったりして、全然休んだ気がしません(汗)。今日はちょっとゆっくりできるかな?。

私にとっての2018年は、あっという間でしたね。小児科医人生の中で、学会発表を年間10回やったことはなく、発表が終わっても、すぐに次の発表が迫ってきて、そんな感じで、もう大晦日になっているという印象です。

今年は、“食物アレルギーは予防できる”ということを実感できた1年だったように思います。私の望んできたことなので、診療はそれなりに充実していたように思います。やはり、ポイントはアトピー性皮膚炎を早く見つけ、その湿疹をいかに速やかに治療に持ち込めるかということでしょう。

いつも言っていることですが、生後数ヶ月の赤ちゃんといえば、近くの開業医を受診することが多く、ほぼ100%“乳児湿疹”と診断されて、要するに過小診断・過小治療されている間に食物アレルギーを発症してしまうというのが現実でしょう。

理解があるはずの専門医も、あまり期待できません。何故なら、ちょっと湿疹の出た赤ちゃんは大学病院や専門病院を受診しないから。診たくとも、診られない状況ということでしょうか?。仮に診たとしても、アトピー性皮膚炎を早期に診断することは、区別する方法がなく難しいと思います。

そんな中、当院はここに活路を見出し、知識をフル活用し、食物アレルギーは予防できると実感できている訳です。この一年は躍進の年と言えるのかな?。

ただ、身を削って学会発表をしたわりに、反響はなくはなかったですが、手応えは小さかったですね(汗)。

来年は、アプローチを変えて、学会に訴えていこうと思っています。実は、すでに3つの学会にエントリーしています(笑)。もしかして、今年の10回を超えるかも?(涙)。

やっていることは、田舎の開業医のレベルを超えちゃっていますね〜。まあ田舎の開業医は、年々内へ内へと向かいますが、私はそんなちぢこまっていられないと思い、外へ外へと向かっていきたいと考えています。

少々疲れた2018年でしたが、そんなことは言っていられない2019年にしたいと思っています。

ひとまず、2018年を無事に終えることができました。皆さんに感謝です。良いお年をお迎えください。