昨日、食物アレルギーの学会に参加してきました。
全国学会で、日本の第一人者が多く集まり、私の話も聞いてもらえるということで、昨日で無事に10年連続で発表させていただきました。
以前は、開業医でも安全に負荷試験はできるという内容が多かったのですが、昨日はアトピー性皮膚炎を早期発見・早期治療すれば、食物アレルギーはかなり減らせるという話をしました。
もうちょっと具体的にいうと、親や兄弟がアレルギーのある、アレルギーを発症しやすい生後1、2ヶ月の赤ちゃんが湿疹で受診した場合、ほぼ全例がアトピー性皮膚炎であり、アレルギーの進展を防ぐためにも、軟膏治療を行なった。それにより、6割卵アレルギーを減らせるのではないかという内容でした。
それだけ気をつけていても、一部は経皮感作を受けてしまうのですが、生後6ヶ月から積極的に食べさせると、今のところ卵アレルギーを発症したのは2名のみで、完全除去することなく、加工品を食べさせているというものでした。
もう少し反響があると思いきや、ほとんどなかったですね。食物アレルギーに関する例年通りの演題が多い中、かえって“浮いていた”ようです。
多分、日本の第一人者は自分達が診ることのない月齢だということが要因だろうと思っています。田舎の開業医の声を拾い上げて、早期発見・早期治療の流れを広めたいと思ったのですが、夢のまた夢のようです。


