先日、ピーナッツで負荷試験をやりました。
アレルギー採血はクラス3。多くの患者さんが、「うちの子は一生食べられない」と考えるのかもしれませんが、無事に10粒完食しています。
私自身は、食べられると確信しての負荷試験でした。まだご存知ない人も少なくないと思いますが、Arah2が陰性だったからです。
このArah2は、ピーナッツアレルギーをより詳しく見る検査で、いくらピーナッツの値が高くても、Arah2が陰性なら大体食べられるようです。
ただ、当院はArah2がクラス1でも、負荷試験で問題なく食べられた経験がありますので、100%信用はしていません。
それと、年齢です。この患者さんは、2歳半くらいでした。よくピーナッツは3歳まで食べさせないよう言われることがあります。気管支に落ちて、呼吸困難を起こすことがあるからです。
でも、3歳まで待って、ピーナッツアレルギー発症してしまうかもしれません。鉄は熱いうちに打てだからです。多分、なんとなく除去して、本当にアレルギーになってしまう人って、いるんだろうと思います。
この患者さんは、救うことができたのかなと思っています。