新年度を迎え、通院中の患者さん達にも新たな世界が待っているようです。
それに引き換え、開業してしまうと、特に新しいこともないし、昨年、諸事情で医療事務が代わりましたが、メンバーの変更の特にありません。
私の世界が、どんどんマンネリ化してしまうことを危惧しています。幸い、アレルギーにこだわっていて、困り果てた患者さんが受診されるので、関心のあることに没頭できるという状況は有り難く思っています。
普通なら、私のような田舎の開業医は、ありふれた診療を地味にこなし、毎日を平穏無事に過ごせればいいのだろうと思います。ただ、私にはテーマがあって、アレルギーをいかに治すかというテーマがあって、それにどっぷりとハマっています(笑)。
当院がチカラを入れているぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーは重症化してしまえば、相当に治りづらい病気だと思います。
例えば、ぜんそく。小児だと半分は治り、半分は治らないとされています。吸入ステロイドを使っても、“治せない”というデータもあります。そしてアトピー性皮膚炎。ガイドラインには、治療目標を“治す”とすら書かれていません。さらに食物アレルギー。誤食による死亡事故もあり、重症化してしまえば、“お手上げ”という感じさえあります。
これを敵に回し、どうしたらいいのか?、どうすべきか?を毎日考えています。開業医して12年近くなりますが、早期発見・早期治療が最大のポイントだと考えています。
例えは悪いですが、ぜんそくやアトピーはガンのように5年なり長期間観察して、ぶり返さないことを確認する必要があると思います。まだそこまでの経過観察はできていませんが、できるだけ早くに対応すれば、症状を悪化させずに済むことは分かっていますし、アトピー性皮膚炎はステロイド軟膏を中止することもできます。そして食物アレルギーは、食べて何ともない状況を作ることができます。
この重要性を認識しているドクターがどれだけいるかと疑問に感じています。日本の第一人者は、キチンと診断してから治療に取り掛かることを推奨していて、それが治療開始を遅らせていることに気づいていないように感じています。
今の日本の現状は、そんなところだと思いますよ。


