この場で、日頃からチカラを入れている食物アレルギーのことを書いています。
お陰さまでまもなく当院も、開院して12年が経とうとしています。12年、ほぼ毎日、食物アレルギーで困っている人たちのチカラになればと願い、つまらないことかもしれませんが、書き続けています。
以前は、負荷試験の必要性を書いていたように思います。以前から加工品を用いた負荷試験を行なっていたため、卵や乳、小麦を完全除去する必要はないと書いていたと思います。
いまも、その思いは変わらず、方針にブレてはいません。この12年の間に経皮感作で食物アレルギーが生じることが分かってきました。よく当院のデータをお示ししていますが、生後3ヶ月では卵が陽性になる赤ちゃんが増え始めます。
成育医療研究センターのデータのように、すでに卵に感作を受けた赤ちゃんは、なるべく早期から卵を少しずつ食べさせれば、かなり治っていきます。ただ、感作を受けてしまえば、卵アレルギーを発症してしまう可能性が高いのです。
できれば、感作自体を防ぎたいと思うのが、人情だと思います。そうなると、生後1、2ヶ月の湿疹のある患者さんを対象にする必要が出てきます。
湿疹の治療を行うことで、卵アレルギーを減らすことができたかどうか関心がありませんか?。逆に、上の子がアトピーや食物アレルギーがあり、ご苦労されている親御さんが、下の子が生まれて束の間、湿疹が出てきて、「アトピー性皮膚炎なんじゃないか」と心配して当院に駆け込んで来られます。
それを何とかしたいと思い、こういう診療になっています。なかなかこういう立場の小児科医は少ないことと思いますが、そういう日々の積み重ねの結果をまとめています。
今年の学会では、そういう話を行なっています。今年も発表が終わっている学会もありますが、すでにエントリーの決まっているものもあります。そして今日も締め切りだったりします。
生後1、2ヶ月の湿疹と言えば、多くの小児科医、皮膚科医が「乳児湿疹だね〜」と言っています。多くの医師に認知してもらい、「もしやアトピー性皮膚炎なんじゃないか?」、「経皮感作で食物アレルギーを発症してしまわないか?」と心配する状況を作り上げていけたらと思っています。
そう、食物アレルギーは予防できるんです!。


