先日、国外在住の方からメールをいただきました。
飛行機で、半日もかかりそうな国です。もちろん、日本人ですよ。
食物アレルギーがあり、専門病院にかかっていて、旦那さんが海外出張になり、食物アレルギーの治療の継続が難しくなったということのようです。
親御さんもおっしゃっていましたが、乳児期の湿疹を当時は問題視しておらず、実はアトピー性皮膚炎だったようです。
患者さんの方からすれば、食物アレルギーを発症してから、いろいろ調べだし、当院に相談してくるということなのでしょうが、難しいのでしょうが、0歳の湿疹の頃から相談されるがベストですね。
食物アレルギーを発症し、それが重ければ重いほど、治りが悪くなりますから。0歳で、卵やミルクの抗体が上がってきている頃が対応しやすいですね。
話を聞くと、卵も乳も決して軽くないようです。ようやくその地の最高峰の病院に通うことになり、負荷試験を受けたそうです。割と少ない量で症状が出てしまうようです。それでも「これくらいなら」という量を食べるように指示されたそうです。
こらからという時に海外出張となってしまい、心配されているようです。食物アレルギーの診療は、日本ほど負荷試験を実施している国はないそうで、その国で負荷試験を進めていくことは無理のようです。基本的に現状維持で待つことになると思います。
やれることと言えば、決められた量を継続的に食べて、慣れさせること。それと現在の湿疹の状態がよく分かりませんが、皮膚の治療をしっかりと行うことでしょうか?。アトピーの状態が悪かったからこそ、卵白とミルクの抗体価があがった訳ですから、皮膚にはアトピーの変化が残っているものと思われます。
皮膚治療も中途半端なことはせずに、こてんぱんにやっつけたいところです。今の国では、できることを確実にやり続けることが重要なのではないでしょうか?。