水曜午後は、院外活動にチカラを入れています。
実は、少し前に市外の園からメールをいただきました。園児にミスから強いアレルギー症状を起こさせてしまった。食物アレルギーについて学ぶ機会が欲しいという内容でした。
その園では食物アレルギーの知識が浅く、一から学びたいというニュアンスでした。起きてしまったことは仕方ないけれど、その姿勢はとても大切です。いまだに食物アレルギー対応に後ろ向きの園・学校ってありますからね。
以前は、食物アレルギーの基礎的なことや、ヒヤリハットの事例などもお話ししていました。卵や乳、小麦のアレルゲンの個別の特徴などもそうですね。
最近は、その辺の知識を持っている人も増えてきたため、つい省いたり、簡略化したりしていました。今回は、その辺から話していく必要があるのではないかと考えています。
まず、食物アレルギーに関心を持ってもらうことから始めなければなりません。免疫だとか抗原-抗体反応とか、なるべく難しい話はせずに、お伝えしたいと思っています。
今回は、誤食のアレルゲンは卵でした。卵アレルギーがあるにも関わらず、かなり濃い卵製品を食べてしまったようです。ミスが起こるときは、往々にして単純ミスに気づかなかったり、複数の目で確認すべきことができなかったりします。
多分、普段から食物アレルギーの意識が高くなかったようで、起こるべくして起きたと言えるのかもれません。患者さんは他の医療機関を受診しているようですが、私にその指導が依頼されましたので、責任は果たしたいと思っています。
普段の講演よりは、ちょっと緊張します(笑)。