先日、0歳児に小麦の負荷試験をやりました。
小麦がクラス3だったと思います。もう生後8ヶ月くらいなので、小麦が摂れるかどうか負荷試験で確かめる必要があります。
いつも言っているように、「除去」は何も生まないと思っています。積極的な姿勢が必要です。
負荷試験の結果、うどんが10センチくらい食べたところで、アレルギー症状が誘発されてしまいました。
小麦の値がクラス3だと、「除去」という医者もいるでしょうし、負荷試験をやって、10センチ程度で症状が出れば、やはり「除去」という医師は多いと思われます。そうではないということを示したいと思います。
長年、負荷試験をやっていると、小麦は食べているとホイホイ食べられるようになります。ですから、こんなケースであっても「除去」という指導はあり得ないと思っています。
私の指導は、「家でも2センチは摂りましょう」というものでした。重量でいうと0.何グラムという量です。
最近は、わりと短いスパンで負荷試験をやっています。更に食べられるようになると、日々食べる量をもっと増やせるから。わずか2センチしか食べてないので、もっと食べられるようにしたいのです。
1ヶ月後に、再度うどんで負荷試験をやりました。要は、日頃2センチ食べたことに対する結果発表と言えると思います。もしかしたら、「2センチくらいじゃ何も変わらないんじゃない?」と否定的に考えている人もいることでしょう。
ここでのポイントは、調子に乗りすぎて、たくさん食べさせ過ぎないということでしょうか?。10センチくらいでアレルギー症状を起こしているので、もっと食べられるようになったと攻め過ぎると、強い症状を起こしかねません。
慎重だけれど、ちょっと攻める、という感じでしょうか?。若い頃は、どうにでも100g食べさせて、白黒をつけるんだなんて思っていましたが、その考えは結構危険です。ちょっと赤くなった次の負荷で、不用意に与えると、ドンと症状を起こす可能性があります。
結果は、10g食べられました。わずか2センチの日々の練習で、1ヶ月の間に20倍以上も食べられるようになりました。
これは、小麦という食材と、0歳という若い年齢がうまく作用しているものと思われます。少し前にも小麦の負荷で、1ヶ月後に長足の進歩を遂げた話をしたばかりです。
日々摂れる量を多く設定し、頻繁に食べることで、ものの1、2ヶ月後には100gくらい食べられるんじゃないでしょうか?。
当院にはほとんどいませんが、世の中には小麦アレルギーで困っている患者さんも少なくないものと思われます。小麦はいろんなものに含まれるため、除去は極めて大変です。
私も「小麦アレルギーは何とかせねば…」と思い、負荷試験に取り組んできました。特に小麦は、「除去」は何も生まない、という考えを理解していただけるようなケースを提示できたと思っています。


