今日は、学会参加のため、休診となります。ご迷惑をお掛けします。
小児アレルギー学会は私の最もこだわっている学会で、福岡の専門病院で研修後から18年連続で発表しています。
開業すると、学会発表はおろか、参加さえしなくなる医者が多いのですが、アレルギーにこだわって診療していくためには、問題意識を持って日々診療に当たる必要があり、せっかく休診にするのなら日頃の成果を発表して、他の専門医から意見をもらおうとも考えています。
開業医って危険だと思っています。医師が1人しかいないことが多いので、誰からも批判を受けることはありません。患者さんは、言い方は悪いですが、盲目的に医者を信じるしかないと思っている人も多く、自分の受けている医療が正しいのか、適切なのか知る術がなかなかありません。
開業医はリスク回避と経営も念頭に入れて診療しています。それは悪いとは思いませんが、極端な医師も決して少なくありません。
例えば、かかりつけ医からアレルギー採血もしておらず、卵アレルギーかどうかの根拠も何もないのに、インフルエンザの予防接種ができないと言い放たれ、困り果てて当院を受診した患者さんがいました。
普通なら、卵アレルギーかどうか採血くらいすべきですが、それすらありませんでした。常識的には、卵アレルギーかどうか明確にする必要があります。仮に卵の数値が高くても、食べられることもあるので、食物負荷試験をやるべきです。また、インフルエンザの予防接種に関しても、卵アレルギーはほとんど関係ないと言われており、もし心配でできないのなら、できる医師に紹介する、ここまでがかかりつけの医師の役目です。
一般の方も「そうだよね」と同意してくださるものと思います。ところが、多分その医師は日頃からそういう態度で診療しているようで、自分がおかしいことをしているとは気づいていないし、患者さんが我慢しているので、何とも思っていないと思います。
敢えて言えば、井の中の蛙になってしまっていると思います。そうはなりたくないため、学会に参加していろいろと情報を集めたいと考えています。
新潟県内の自称「アレルギー科」の医師にはほとんど会うことはありませんが、県外の本当のアレルギー専門医の先生達と情報交換できることは楽しいことです。刺激をたくさんもらえます。
ということで、今年は小さなものも含めると、10回目の学会参加ですが、いろいろ得られるものは得てこようと思っています。
学会に出かける日の朝になってスライドが出来上がりました(汗)。アトピー性皮膚炎で卵や乳、小麦の感作を受けた乳児にいかに除去せず、食べさせていくかという発表を予定しています。
結果は、ほとんど症状を起こすことなく、卵、乳、小麦を摂取できるようになっています。日頃、私の強調している早期発見・早期治療の重要性を表しているものだと思っています。
とりあえず、頑張ってきます。


