当院は、水曜午後は休診となっています。
そのため、院外活動にあてることが多いのですが、ここのところ下越地方、新潟市、県外と講演が続いていました。
今日は予定がなく、久し振りにゆっくり過ごそうと思っていました。そろそろクルマを冬タイヤに換えようかなとも考えていました。
実は、当院で診ている食物アレルギーのお子さんが、体重が15キロを超えたため、エピペンを処方しようと考えました。となると、現在通っている保育園にも、誤食に備えてエピペンを預かってもらう必要が出てきます。
こういう時は、主治医として「園にエピペンの説明に行きますよ」と親御さんに言っています。以前は、渡りに船のごとく、「じゃあ、お願いします」と言われることが多かったのですが、最近は「指導を受けているので、必要はありません」なんて言われたりします。
それだけ、研修会が密に行われているのならいいのですが、専門医でもない人の指導を受けたところで、打ち方だけの「形」を教えられている可能性が高く、そもそも私は主治医として、その患者さんの重症度やこういうことに気をつけて欲しいということを伝えたいので、私しか説明のしようがないのです。
今回も最初は断られていたのですが、親御さんは園の体制を案じ、私に来て欲しいと願っていました。母の働きかけもあり、研修会が実現することになりました。
昨日連絡があり、園側はいつでもいいと言うことでした。私も今週しか予定がない日がなかったので、急だと思いましたが「じゃあ、明日で」とお答えしました。
お陰で昨日の夜はずっとスライド作り(汗)。数えてみたら、市外から何度も通ってくださっており、20回近く負荷試験を行っていました。乳児期にアトピー性皮膚炎が悪かったにも関わらず、適切な治療を受けられず、経皮感作が進み、様々な食べ物に感作を受けてしまったのです。
お陰で、卵や小麦、ピーナッツ、ソバ、エビ、イカ、タコなどは食べられるようになっています。今日は、母のご苦労、熱意を園側に伝えるチャンスをいただいたと思い、その辺を説明してこようと思っています。