小児科 すこやかアレルギークリニック

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薬の話
2019年11月30日 更新

まもなく12月です。

今年もあと1ヶ月ですかぁ。実感がないです(汗)。ただ、日々後悔のない診療はしていきたいと考えています。

先日、エピペンの供給がかなり手薄になるという話を聞きました。

エピペンは体重によって2種類に分けられ、0.3が30キロ以上、0.15が15キロから30キロ未満と言われています。その0.15の方が品薄なんだそうです。

理由は聞いていませんが、必要な患者さんに処方されないのは困ります。日頃から書いているように、食物アレルギーは0歳から食べさせていけば、ほとんどが治ってしまいます。しかし、それができなく、長年除去を続けていると、極めて重症化してしまいます。

そういう患者さんの基本的対応は、除去と誤食時の対応になります。アナフィラキシー時は、エピペンを使うしか手はないと言っても過言ではなく、そのエピペンが持てないことは患者さんにとってマズいことの訳です。

何年か前にも、品薄になったことがありました。日本ではアドレナリン自己注射は、エピペンしかないため、メーカーの企業路努力に期待するしかありません。速やかに何とかしてもらいたいものです。

ついでに、もうひとつ!。

これまで抗アレルギー薬の目薬は、1日4回さすのが基本でした。要は1回さしても、6時間くらいしかもたないということでした。こちらは、メーカーの企業努力で、1日2回でいい点眼薬が発売されたそうです。

これは患者さんにとっても朗報でしょう。花粉症の時期に医者が処方し過ぎて、それこそ品薄になるなんてことはないでしょうが….。

こういう企業努力は大歓迎です!。