冬休みに入ったお子さんもいるようで、休みを活かした負荷試験の患者さんもいるようになってきました。
当院も28日の土曜までで今年の診療が終わりとなります。1年はあっという間です。年をとったせいでしょうね(汗)。
先日、牛乳で負荷試験をやった幼児がいました。もちろんミルクが陽性。クラス3だったかな。
以前、牛乳で負荷試験を行い、途中で症状が出たので、目減りさせて30mlくらいを日頃から飲んでもらうように指導していました。
そうは言っても飲ませている親御さんと、そうでない親御さんがいます。聞けば、ちゃんと飲ませているそうで、経験上、今回の負荷試験では合格できそうです。
小さい子は100ml、それ以降だと200mlを目標にしています。今回のお子さんは、できれば200ml飲ませたいと考えていました。
結果は、150ml飲んだところで、少々発赤が出てしまいました。もちろん、ここで終了しました。
先ほども述べたとおり、このような状況では、何の問題もなく200mlをクリアすることも多いのですが、今回はこういう結果でした。
要は、牛乳アレルギーが、以前の負荷試験で60mlくらいで症状が出たのが、日頃から30ml程度飲み続けた結果、150mlで軽く症状が出るくらいまで改善してきたところだったということでしょう。
症状が出たため、牛乳アレルギーは治ってはいなかったけれど、治っていく過程を見られたんじゃないかと思っています。
この患者さん、ゴールは目前です。