食物アレルギーの研修会の予定が急に入りました。
食物アレルギーの話は、毎年何度もしていますが、例年この時期にスライドを作り、それを基本にしてスライドを追加したりしています。
今年のバージョンを急いで作らないといけなくなりました。昨日も触れましたが、除去はよくなく、食べさせていった方が何かと有利であることは理解していただきたいと思っています。
日頃から食べさせるよう努力しているつもりですが、治る人はどんどん治っていきます。その結果、食物アレルギーの患者さんは二極化すると思っています。つまり、治る人と治らない人に集約していくということです。
治らないというか、治りづらい人は、少量でも食べることが難しいので、食べる量を増やすことが困難なのです。特に微量でも症状を起こしてしまう患者さんは、テコでも動かないって感じかな…。
こういう人が園や学校、もちろん自宅でも出先でも、誤食してしまえばアナフィラキシー を起こしてしまうと思います。微量でも症状を起こしてしまう人が、多めにとってしまうと、無傷では済むはずがありません。エピペンを持っている人は、エピペンを使用する公算が高くなります。
普段から“湿疹”を見出し、早期発見、早期治療を行うべきと言っています。実はアナフィラキシー を起こした際も、エピペンを使うタイミングは早い方がいいと感じています。つまり、迷ってから打つよりも、早めに対応した方がよいと考えています。
何に気をつけ、どのタイミングでエピペンを打つかというのが、今年の講演でのポイントのひとつにしたいと考えています。
この1週間でスライドを仕上げないといけません。ボーッとなんてしていられません(汗)。