普段、食物アレルギーのことを中心に書いています。
でも、アトピー性皮膚炎もぜんそくも何でも早期発見・早期治療が鍵だと思っています。
中でも大事なのは、アトピー性皮膚炎でしょう。なぜなら、アレルギーマーチの起点がアトピーだから。要するに、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ぜんそく、アレルギー性鼻炎の順でアレルギーを発症してくることが多いので、アトピーと診断すれば、次に何に注意すればいいのか分かるということです。
アトピー性皮膚炎が出れば、食物アレルギーが見られることが多く、見られないこともあります。その後は、咳が長引かないかどうか注視することになります。
そんな感じで、できるだけ早期に対応できるようにしています。私の中では、結構ぜんそくは合併してくるように感じています。
先日、ある患者さんが久しぶりに当院を受診されました。ぜんそくを見つけて、早期に対応していたのですが、急に受診が途絶えたのです。
こういう場合は、待ち時間が長いため、当院の受診を敬遠されるケースだと思います。
今回、久々に当院を受診されたのは、今のかかりつけにかかっても咳が改善せず、職場の人が当院の受診を勧めてくださったようです。
職場の人は、今回の親御さんのお子さんが良くなっても、良くならなくても、さして利害関係はないですよね?。要は見るに見かねて、当院への受診を促してくださったのです。
ということは、親御さんが今かかっているところへの義理なのか、なかなか受診先を変えづらかったということなのでしょう。敢えて言えば、症状の改善もないのに、同じ薬を処方し続ける医者は、ダメな医者だと思います。
そもそも、ぜんそく症状が出ているのに、風邪薬しか出さない、出せない医者は、能力はいかほどなのだろうと思います。
親御さんも少しは懲りたでしょうか?(笑)。