院内でお知らせはしていましたが、ゴールデンウィークは5/2(土)も休診です。5/7(木)から通常通りの診療となります。
この1週間で、2件メールでの相談がありました。1人はどちらにお住まいか書かれていませんでしたが、もうお一方は関東地方の方です。
昨今のコロナ禍で、「オンライン診療」という診療スタイルが注目されています。
最近はテレビを見ても、3密を避けるために、例えば朝の情報番組でもコメンテーターが自宅からオンラインで出演されたりしています。要は、医師と患者さんがオンラインで向かい合い、必要な問診と診察(?)をして必要な薬を処方してもらうというスタイルです。
これなら患者さんの集まる医院に来ずして、処方箋を発行してもらい、薬を手にすることができます。コロナウィルスをもらってしまう可能性は極めて少ないという格好です。
この手法を使えば、冒頭に触れたメール相談もなくなるもかもしれません。例えば、関東で遠くて受診できないという患者さん。オンラインならお子さんの状態を知り、どうすべきかというアドバイスを送ることができます。
食物アレルギーの患者さんだと、食物負荷試験が必要になりますので、受診が必要になったりはしますが、食物アレルギーがあるということは、多分「経皮感作」を受けた訳で、アトピー性皮膚炎の存在が疑われるし、ぜんそくやアレルギー性鼻炎も心配されます。お子さんの身体に起きていることを知り、どう対応していくかをアドバイスもできます。
現在は、皮膚は皮膚科、鼻は耳鼻科、咳や食物アレルギーは小児科などとてんでバラバラに診療を受けているお子さんが多く、本来はアレルギーをトータルで診ることのできるアレルギー科としての小児科専門医が必要なのです。残念ながら、これは普通の小児科医にはできないことです。
オンライン診療によって、アレルギー診療が変わる可能性はあるのだろうと考えています。