たまに「先生のところは15歳までですか?」と聞かれることがあります。
一般的に小児科は、15歳までで、それ以降は内科と思われているようです。当院が専門的に診療しているアレルギーは、15歳も16歳も変わりません。
18歳、つまり高校を卒業すると親元を離れることが多いので、そこまで当院で診ることが多いと思います。大学生になって、県外に出てしまうと、その後の診療は難しくなります。
先日、ぜんそくで長らく診ていた患者さんが、高校卒業を機に治療を終了としていたのですが、1年ぶりに当院を受診されました。
大学生となっていますが、コロナ騒動で大学が休講のため、こちらに戻ってきているようです。オンライン授業となっており、ご実家でも授業を受けられるそうです。
この患者さん、先ほども言いましたが、ぜんそくで長年当院で治療をしてきました。昨年のことですが、高校卒業を機に治療をやめていいかを判断するため、気道過敏性試験を行なっています。クリアしたので、治療は終了としていました。
今回、久々の受診であり、ちょっと焦りました。ぜんそくを卒業したはずが、また調子が悪くて受診されたのかと思ったからです。
恐る恐るぜんそくの状態を聞くと、まったく問題ないそうです。それを聞いて、ホッとしたのは言うまでもありません。
実は、肘や膝裏の湿疹で相談に来られました。アトピー性皮膚炎の状態がちょっと悪いようです。ぜんそくでかかっている時は、アトピーの状態はそんなに悪くなかったのですが…。
このままぜんそくが安定していれば、完治もあるのだろうなと考えています。とりあえず、ぜんそくは悪化もなく、安堵しました。