小児科 すこやかアレルギークリニック

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2020年05月19日 更新

以前、お話ししましたが、新型コロナで新潟へ避難されている赤ちゃんが食物アレルギー症状で当院を緊急受診されました。

食物アレルギーの「しょ」の字も頭になかったでしょうから、びっくりされたことでしょう。アレルギー採血の結果、卵白と小麦がクラス5、ミルクがクラス3だったかな、いずれも高値を取っていました。

パン粥で症状が出ましたから、一般的には乳か小麦のアレルギーだろうかと考えます。アレルギー採血では、乳も小麦も高かったでした。

この場合は、乳と小麦で別々に負荷試験を行いますが、どちらかが原因か、両方とも採血結果が悪いですから、両方ともが原因のこともあります。

乳も小麦も、少量で軽く症状を認めました。でも、この程度なら家でも安全に摂れるだろうという量を設定しましたので、家でも継続的に食べてもらおうと考えています。

あとは、卵のみ負荷試験が残っていました。先日、卵黄で負荷試験を行いました。

卵白がクラス5ですと、安易に卵白を与えては、アナフィラキシー も起こし得ます。卵黄から確実に食べさせていこうと思いましたし、経験上、卵黄でも微量の卵白も付着しますし、これだけでもアレルギー症状が誘発されることもあります。

この負荷試験では、卵黄というか、付着した微量の卵白が食べられることが分かりました。これで卵、乳、小麦を家でも安全に食べさせる量が設定できましたので、あとは継続的に摂取してもらうだけです。

来月くらいには、もう少し食べられるようになっているはずです。このように病気は、早期発見・早期治療。0歳から食べさせていくと、結構食べられるようになります。

元々は関東の方でしたが、コロナ騒動でたまたまこちらにいる時に、食物アレルギーを発症し、たまたましばらくこちらにいる予定でした。

ご自宅で発症していたら、こうも上手くはいっていないと思われます。こういった出会いも大切にしたい、そう思っています。