医療において、最も大切なことだと考えています。
「えっ、何が」と言われそうですが、「何故そうなるのか?」ということが重要だと考えています。
先日、皮膚科から患者さんが逃げてきました。「とびひ」と診断されていましたが、改善しないということで、当院に救いを求めて来られました。
私の仕事は、「的確に診断する」ということと、「適切に治療する」ということでしょう。それには「今の皮膚科の治療ではダメだ」というヒントがあります。
「とびひという診断が間違っているのか?」と考えます。誤診があれば、治療してもよくならないのは当然と言えます。でも、私の見立てはとびひです。
「とびひの治療に問題ないか?」、多くの方が「そんなことはないでしょう」と考えるでしょうが、意外となくはないですね。治療法が古く、効かないことはありますが、お薬手帳で確認すると、問題はなさそうです。
「じゃあ、何で??」とことになりますよね。実は、診断、治療方針に問題なくても、よくならない理由がありました。“さらに悪化要因がある”ということが、見逃されていました。
続きは、次回解説したいと思っています。