「半沢直樹」というドラマを観ています。
7年前に高視聴率を叩き出し、満を持しての第二弾でしたが、期待を裏切ることなく、話の展開、スリル感、面白いですね。
ドラマの中で、半沢直樹が部下に言った言葉があります。「仕事は、お客さんのためにするもの」、「社内の常識が、世間の常識と合致しているか?」、「ひたむきに頑張った人が、ちゃんと評価されているか?」、の3つです。
仕事を自分のためにやりだしたら、方向性が異なってきて、組織が腐ってくるというようなことも言っていました。
つい自分の仕事と重ねてしまいます。医療も一緒だと思います。普段から書いていますが、アレルギーは、適切に診断、治療されていないことが結構あります。
「診療は、患者さんのためにするもの」ということであれば、“誤診”なんてしていられないと思います。
「診療を自分のためにやりだしたら」、いかに一人当たりに時間をかけずに、効率よくこなすかを考えるようになります。症状が改善していないのに、同じ薬を処方し続ける医師がいます。こんなことは有り得ないはずなんですがね…。
医者の常識は、世間の常識とかけ離れていることもあります。“誤診”を繰り返しても、評価され続けている医師もいますね。なぜか「間違ったことをやるはずがない」と全面的に信頼されていたりします。
日本のアレルギー医療、このままでいいのだろうかと思ってしまいました。