小児科 すこやかアレルギークリニック

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日焼けしない場所
2020年08月21日 更新

今年は、暑いですね。

例年は、台風で雨が降ったりするのでしょうが、梅雨明け後は割りと晴天が続いています。

近頃は、診察中に子ども達の背中の日焼けの跡を見て、元気にプールや海で泳いでいることを知ることができます。

先日、あるお子さんを診察中に、腕を日焼けしているのに、肘の部分だけ白く抜けているのに気付きました(画像)。

撮影が上手でなく、伝わりにくに写真ですみません。ただ、肘を曲げる部分が白くなっているのは見て取れると思います。触ってみると…。

日焼けしている部分は、黒くて柔らかいのですが、その白い部分は、硬くゴワゴワしています。

これは、何か?。アトピー性皮膚炎だと思います。

アトピーは湿疹部の皮膚が硬く、ゴワゴワするので、正常な皮膚と日焼けのしやすさが異なります。アトピーの部分が白く抜けることはよくあることです。

ただ、アトピー性皮膚炎は、ひどい湿疹しかアトピーと診断されていないことも多く、結構見逃されていることが多いようです。

この患者さんも例外ではなく、最初は少し驚いたようですが、説明してアトピー性皮膚炎が隠れていることを説明しました。

お子さんの日焼けした皮膚を見て、日焼けにムラがあり、そこを触ると少し硬かったり、痒かったりした場合、アトピーが見逃されている可能性は十分あると思っています。

見つけたら、どうするか?。ステロイド軟膏をベッタリと塗って、皮膚を良くすれば、日焼けのムラは目立たなくなるはずです。まだ暑い日が続きますので、ラストチャンスと言えるのではないでしょうか?。