小児科 すこやかアレルギークリニック

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プリックプリック
2020年08月22日 更新

先日、マカダミアナッツを初めて食べて、症状が出たようだとお子さんが受診されました。

ナッツ類ですと、血液検査ではピーナッツ、クルミ、カシューナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツくらいしか調べられないと思います。

医師から「マカダミアナッツは、検査項目がなく調べられない」と言われることが多いと思います。

医療は、目の前の医師を信用するしかないシステムになっていることが多いことが問題だと思っています。残念ながら、この医師の言うことは正しくありません。

悪気がある訳ではありません。多分、検査する方法を知らないのだと思います。これって、患者さんにとっては、不利益を被ることになります。

親御さんには、マカダミアナッツ自体を持ってくるように、お願いしていました。

どうするのか?。マカダミアナッツ自体を小針でつっつき、針先にマカダミアナッツの粉を付着させます。それで腕の部分にチョンと小傷をつけます。もしアレルギーがあれば、そこが腫れるということになります。

実際、この患者さんでは、大きく腫れました。要は、マカダミアナッツに対しアレルギーがありそうだということです。

プリックプリックと言われる、この皮膚テストで大きく腫れるというのも、血液検査が陽性を示すのと同じくらい診断根拠になります。

この方法を使えば、大抵の食べ物は調べることができると思います。かかりつけから「検査する方法がない」と言われたら、「あやしい」と考えていただければと思っています。