小児科 すこやかアレルギークリニック

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2020年08月27日 更新

学会の準備をしています。

牛乳アレルギーに関する話なのですが、前進あるのみって話題です。

生後7ヶ月の時に、ヨーグルトを食べ、発赤が出たため、牛乳アレルギーが発覚しています。

大抵、多くを摂ったために症状が誘発されているので、症状の出ない程度の牛乳の量を把握する必要があります。

生後8ヶ月に時に負荷試験を行い、途中軽く症状が出てしまいました。また2ヶ月後に負荷試験を行い、6ml程度で少し症状が出ていました。家でも摂れる量を継続摂取していただいておりました。

11ヶ月後、40ml摂れることを確認し、さらに3ヶ月後、200ml摂取できることが分かりました。

わずか数mlしか摂れなかった患者さんが、1年ちょっとで200ml摂取できたのです。

症状が出ると、向こう1年間は除去という考え方がありますが、いえいえ、1年余りで治ってしまったのです。

若いうちに、積極的に摂るようにする重要性が垣間みえていると考えています。