今日は、小麦アレルギーの話です。
某市の専門医にかかっていたそうですが、1年に1回だけ負荷試験をして、症状が出たため、完全除去を続けていたそうです。
これはいけません。何とか食べられるように働きかけるしかありません。
半年ほど前に、当院を初診されました。重症な小麦アレルギーで、アナフィラキシー も起こしており、治療方針を改め、食べられる量を継続して食べ進めていくことが重要だと説明しました。
そうめんを1ミリから負荷試験をしましたが、これでも発赤が出る始末。これはかなり手強いです。
食べられる量を設定し、日頃から自宅でも食べていただくことにしました。先日、夏休みを利用して、そうめんの負荷試験を行いました。
今回は、8ミリを問題なく摂ることができました。1ミリも摂れなかったのに、その8倍のものを問題なく摂れることが分かったわけです。
母も感慨深そうでした。