食物アレルギーは、「除去」という選択肢はないんじゃないかなと思っています。
ただ、抗体価が高いと症状が誘発されてしまうこともあります。卵焼きを食べさせるのを焦ると、症状が出てしまうかもしれません。
ですから、焦り過ぎは禁物です。しかし、ゆっくり進めていくと、その分、除去の時間が長くなり、食べるのを怖くなってしまうかもしれません。その点では、急がないと難しくなってしまいます。
個人的には、1歳を過ぎてすぐに卵焼きの負荷試験をしなくてもいいと思っています。
そこで、今日のタイトルですが、2歳2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月のことを意味しています。実は、先日、卵焼きの負荷試験をした3例とも2歳過ぎでした。いずれも卵白がクラス2や3と陽性になっています。
3例とも数ヶ月前にカステラの負荷試験を実施しており、日頃からカステラ等を食べていました。私の中では、卵焼きはクリアできるものと予想していました。
実際、3例とも、ものの見事に卵焼きを完食しています。ともすると、食べるのを嫌がり、負荷試験そのものが失敗してしまうこともあり得るのですが、問題なかったです。
私の印象としては、これくらいまでに卵焼きの負荷試験を完了させてしまうことが、大切なんだろうと考えています。